現在のステータス　　Lv 9　　HP 22/68　　魔法 まだ覚えていない
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　アイテム　じてんしゃ　きょうかしょ　きたくぶのしょうごう
                                                    ぶんげいぶのしょうごう

今日の戦闘

もくようび　が　あらわれた　！
もくようび　の　こうげき　！
まいこう　に　６　のダメージ　！


体育祭で、リレーを走ることになった。＼(^o^)／
いわずもなが短距離走にはまったくの自信がない。短距離走と限ったことでないが。
危うく『最速王決定戦』に出場することになりかけたが、そこまで天は僕を嫌っていなかった。
最速王決定戦＝ジャンケン最弱王決定戦　という悲惨な定義、そして
その悲惨な末路を辿ってしまったクラスジャンケン最弱王には、合掌しておくとする。
学園祭が極めて嫌な存在となってしまった＼(^o^)／ｵﾜﾀ
選ばれた限り頑張りたいと思う。というかっこいい人間には僕はなりたくもないので、
イヤイヤ言いながら適当に走るのだろうな。

そこで僕は逆に考えた！このクラスがこんなことになったのなら、他のクラスだってそうだ。
日本人というものは『ヒーローを応援する立場』が一番似合っていると自覚している人種だ。
どうせ他のクラスでも綱引きゆきがわんさかいるだろう。
最速王決定戦も陸上部の参加は不可能だったらしいから、どうせロクなメンバーは揃うまい。
これが正しかったとしても、僕より遅い人間が出場するとは思えないが。
というか短距離走と言われたわけではない。距離が長かったら…。考えたくもねえ…。

文化祭の1年生合唱コンクールは、コブクロのなんとかかんとかに決まった。
前から行っていた曲アンケートの結果を参考に2曲に絞り込み、
最終の決断をクラスの多数決で行う、という方式が取られた。
確かもう1曲は『なみだ（曲名）』だった。どちらも名前を言われただけじゃ分からない。
ので、殆どの男子勢は面倒臭いという理由から揃いに揃ってコブクロに挙手し、
コブクロの後に行われるはずだったなみだの多数決は取られなかった。

すると、血迷ったか文化祭実行委員の女子2人が携帯電話を取り出し、
『なみだはとてもいい曲です！これを聴いてください！』　と
携帯を取り出し我々になみだの着うたを披露し始めた。

あからさまな工作活動にしどろもどろしながらその曲を聴いていた僕は、
その性格からかあまりに露骨なそれに反抗心を抱き、
2度目の多数決ではコブクロに挙手すると決意した。
案の定なみだの挙手数は8人という因果応報な結末となり、男子勢はコブクロに挙げ、
先に述べたとおりの結果となった。あ、コブクロの曲が何か分からないのは致命的であろうか。

今は半分開き直ったが、リレーを走ると決定した当時は非常にガッデムな機嫌だった。
ジャンケン最弱王に共感の目と言葉を送ったが当事者には皮肉としてしか聞こえてなさそうだ。
5人のところに7人が希望し、2人余るという状態でリレー選手となったのは非常に遺憾だ！
僕はこういうところで勝ったことがない。
是非とも勝った側の安堵を体験してみたいものだ。…心からそう思うよ。